転機というものを考えるとき、予期していたかどうかのほかにも、内側からおこるものと外側からおこるものに分けることができます。外側からというのは、職場環境の変化や出産などで家庭環境がかわったことによるもので、職場環境の変化は自分が変わるということだけでなく、頼りにしていた人が辞めたり異動してしまったりして、チームワークが変わってしまった場合などもあります。
逆に内側がかわるというのは、人間関係がうまくいかなくなって、仕事がつまらないなと意識の変化がおこったりすることで、スキルが向上して、何か新しいことをはじめるぞという前向きなものも含まれるのです。この内面が変化している時というのは、漠然とした不安を抱くことがあります。理由はよくわからないけど、モヤモヤして、このままでは落ち着かないので、何か動いたほうがいいのではないかと内面がかわりつつあるために、今まで楽しく仕事をしていたのに、急にそれが感じられんなくなったり、問題なくこなしていたことに嫌気がさして仕事辞めたいという気持ちがわいてきやすいのです。
こうしたモチベーションの低下による仕事辞めたいという気持ちは働く人の意識に大きな影響を及ぼします。仕事の生活が大半をしめる日本人にとって非常事態なのです。そのような状況を変えようとするなら、環境をかえるか、自分をかえるかのどちからかになります。しかし、いきなり辞めるという決断を下す前に、まずは状況を把握することが大事です。紙に書きだすか、パソコンに入力するようにして、言語化してみると悩みや感情を客観的にみることができ、本当の転機の姿がみえてきます。辞めるべきか悩んでいる方は、こちらも参考にしてみてください。